夏バテすると口臭がきつくなる?食欲不振で口が臭くなる原因は?
気温や湿度が上昇する夏の季節になると、体がだるくなり、食欲が湧かないなど、いわゆる夏バテになってしまうという方は多いのではないでしょうか。
実は夏バテによって口臭がきつくなると感じている方が多いのです。夏の暑さに対応できず、毎年夏バテになりやすいという方は、体調はもちろんですが、口臭にも注意する必要があります。
そこで、夏バテすると本当に口臭がきつくなるのか、また食欲不振で口が臭くなる原因は何なのかについてまとめました。
夏バテすると口臭がきつくなる?
夏バテは暑気あたりや夏負けとも呼ばれますが、一般的には夏の暑さに負けて体調を崩してしまうことを言います。
夏バテになると、体全体のだるさや疲労感、食欲不振といった症状が現れます。また、高温多湿の環境から睡眠不足になる場合もあります。
夏バテによって引き起こされる症状の中でも、口臭と関連性が強いのは食欲の低下です。
夏バテでは、自律神経の乱れによって消化器系の機能が低下するため、食欲が著しく落ちるケースが少なくありません。
ただ、食欲が落ちると、必然的に口臭がきつくなる場合が多いのです。夏バテが口臭の原因になると言われるのは、食欲不振が主な理由となります。
では、なぜ食欲が落ちると口臭がきつくなってしまうのでしょうか。
食欲不振で口が臭くなる原因は?
夏バテで食欲不振になると、なぜ口が臭くなってしまうのかというと、摂取する食べ物や水分不足が主な原因になります。
夏バテで食欲が落ちると、冷たいそうめんやそば、フルーツやゼリーなど、のど越しが良くあっさりと食べられるものを好むようになりますよね。
ただ、そういった食べ物ばかりを食べていると、舌の表面に付着する舌苔が増殖する原因になります。
また、食欲不振から水分の摂取も不十分になると、口内の乾燥に繋がりますので、口が臭くなりやすいのです。
舌苔が増殖する
食欲がない時に好んで食べるのど越しが良くつるっとした食感の食べ物は、どうしてもあまり噛まずに飲み込んでしまいます。
ただ、私たちが食事をする際には、食べ物を良く噛んで舌の上で塊にしてから飲みこむことで、舌苔などの舌に付着した汚れを掃除しているのです。
そのため、夏バテで食欲不振になり、あまり噛まずに飲み込むような食事ばかりしていると、舌苔が掃除されずに溜まってしまいますので、口臭がきつくなる原因になります。
口内が乾燥する
日本の夏は気温も湿度も高い状態になります。そのため、きちんと水分をとって脱水症状になることを防ぐ必要があります。
ただ、夏バテで食欲が落ちると、水分の摂取量も減少するケースが多くあります。夏はただでさえ汗をかく季節となりますので、体内の水分量が減ってしまうと、口の中も乾燥します。
口内の乾燥は雑菌の繁殖を引き起こし、口臭を強くする大きな要因となりますので、水分が不足していると口が臭くなりやすいのです。
夏バテで食事を抜くとさらに口臭は悪化する!
夏バテによって食欲が落ち、さっぱりとした物しか食べられなくなる、あるいは水分不足になると、口臭が強くなります。
ただ、夏バテによる口臭でさらに注意したいのは、著しく食欲が落ちて、食事を抜いてしまう場合です。
口臭の原因となる口内の細菌は、分泌される唾液によって洗い流されます。ただ、食事を摂らないと唾液の分泌量が減少します。
そのため、食欲が落ちたからといって食事を抜くと、より口臭は悪化してしまいますので、注意が必要です。