スマホ型口臭とは?スマートフォンの使用で口臭がきつくなる原因は?
普段は気にならないのに、ふとした時に自分の口臭や近くにいる人の口臭が気になるということはないでしょうか。
口臭が気になるタイミングは人それぞれですが、実は最近増えているのが、スマートフォンを使用した際に口臭が気になるという症状、スマホ型口臭です。
そこで、スマホ型口臭とは一体どのようなものなのか、またスマートフォンを使用することで口臭がきつくなる原因は何なのかについてまとめました。
スマホ型口臭とは?
スマホ型口臭とは、長時間スマートフォンを使用することで発生する口臭です。スマホ型口臭が発生する使用時間は、人によって異なりますがおおよそ1時間以上続けて使用した場合だとされています。
スマホでネットサーフィンをしたり、動画を見たりしていると、1時間なんてあっという間に過ぎてしまいますよね。
特に若い世代の方は、毎日のように1時間以上スマートフォンを使用しているのではないでしょうか。
スマホ型口臭を発症している年齢も、20代~30代の若い世代、スマートフォンを使用する頻度が高い世代が中心となっています。
スマートフォンを使用している最中や使用後に、なんだか口が臭う、口臭が気になると感じた方は、スマホ型口臭を発症している可能性があります。
スマートフォンの使用で口臭がきつくなる原因は?
スマートフォンの使用で口臭がきつくなる原因は、大きく分けて2つあります。1つ目はスマートフォンを見ている際の姿勢です。
そして、2つ目はスマートフォンを使用している際の自律神経のバランスにあります。
スマホ使用中の姿勢
スマホを使用している際の姿勢としては、うつむき加減になっている方が多いのではないでしょうか。
始めはそれほどうつむいているつもりはなくても、集中するにつれて無意識のうちにうつむいた姿勢になっている方は多いはずです。
うつむいた姿勢になると、唾液を分泌する唾液腺という部分が圧迫されてしまいますので、唾液が分泌されにくくなります。
唾液は口の中の汚れや細菌を洗い流してくれる働きがありますので、唾液の分泌量が少なくなると必然的に口臭が発生しやすくなるのです。
また、スマホを使用していると、熱中して口が開きがちになり、知らず知らずのうちに口呼吸になっていることもあります。
口呼吸になることで、さらに口の中が乾燥してしまい、口臭が強くなっている場合もあります。
自律神経のバランス
スマートフォンの使用中は、画面に集中していますよね。スマートフォンを使用することで興奮状態、あるいは緊張状態が長時間続くと、自律神経のバランスは交感神経が優位に働きます。
唾液は自律神経のバランスによって分泌量が異なり、交感神経優位の状態ではなく、副交感神経が優位になっている状態の時に分泌量が多くなります。
逆に、交感神経が優位になっている状態の時には、唾液の分泌量が少なくなりますので、口臭が発生する原因になります。
スマートフォンの使用時間が長くなればなるほど、自律神経のバランスも偏ってしまいますので、より口臭がきつくなってしまうのです。
中高年の方は特にスマホ型口臭に注意が必要!
スマホ型口臭は、スマートフォンを長時間使用する世代、20代~30代の若い世代を中心に広がっている症状となります。
ただ、スマートフォンを使用するのは、何も若い世代だけではありませんよね。今やスマートフォンは、40代以降の中高年の方も日常的に使用しているでしょう。
そして、スマホ型口臭に注意する必要があるのは、若い世代よりもむしろ40代以降の中高年の世代であると言われています。
というのも、中高年になると若い頃よりも体が乾燥しやすくなります。また、中高年の方は加齢によって唾液の分泌量が減少する傾向にあります。
つまり、中高年になると、若い世代に比べてただでさえ口臭が発生しやすい状態になっているということです。
口臭が発生しやすい状態で、さらにスマートフォンを長時間使用してしまうと、より口臭がきつくなってしまうのです。
そのため、若い世代の方はもちろんですが、特に中高年の方はスマートフォンの長時間使用には十分注意し、スマホ型口臭を防ぐことが重要だと言えます。