虫歯が原因の口臭を治療するには?親知らずが原因の口臭治療とは
口臭の原因は、実は歯の病気や異状で発生してしまうことが大変多いのです。歯の病気として、有名なのは虫歯です。虫歯は口臭の大きな割合を占めており、虫歯を治療したら、口臭が改善されたという場合も多いのです。
さらに、親知らずが原因で口臭が発生している可能性があります。あまり社会一般で認識されていませんが、虫歯や歯周病以外にも、歯の異常によって口臭となってしまうのです。
虫歯が原因で口臭になってしまぅた場合、また親知らずが原因で口臭が発生してしまった場合、どのような治療を行えばいいのでしょうか。
虫歯の口臭を治療するために
虫歯は虫歯菌が繁殖して、歯を溶かしてしまう病気です。虫歯になる確率は非常に高く、また虫歯を放置してしまい口臭となってしまう方は大勢います。虫歯の口臭を治療するためには、虫歯菌を除去しなくてはいけません。
虫歯の治療を行うには、もちろん歯科に通院して治療できます。しかし、歯科に通い治療を行うと、場合によって長期間通い続けなければいけないという場合も出てきます。そのため、虫歯の口臭は、虫歯になる前にしっかりと予防策を講じておくことが一番重要です。
実際に、虫歯を治療するためには、様々な方法が考えられます。
虫歯を削る
虫歯を除去するためには、虫歯に侵された部分を削り取る必要があります。現在、最も多くの歯科などで行われているのが、ドリルなどによる掘削作業で、早ければ数日で治療が完了します。現在は、レーザー治療によって、効果的に虫歯菌だけを削除していくことも可能になっており、レーザー治療機器を導入する歯科医院も増えてきています。
被せものをする
歯の表面だけや、一部部分だけが虫歯に侵されていた場合は、少しの掘削で済むかもしれません。しかし、大きな面積を削ってしまった場合、その部分に詰め物をして金歯や銀歯などの被せ物をしなくてはいけません。中には特殊なセラミックなどで作られたものや、インプラントなどの方法もあります。被せものによる治療を行った経験がある方も多いことでしょう。
虫歯を抜く
歯全体が重度に虫歯菌に侵されている場合、虫歯部分を削り取るだけでは虫歯が治療ができない場合もあります。そこで、虫歯自体を抜いてしまうという方法です。抜歯とも呼ばれ、麻酔などをする必要も出てきます。あまりにも歯の深部まで虫歯が浸透している場合に必要となってきますので、虫歯予防を万全にしましょう。
親知らずの口臭治療とは
虫歯と同様に、親知らずが原因で口臭となってしまうことがあります。これは珍しいケースではなく、親知らずは口臭を大変発生させやすいのです。
親知らずとは
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親知らずとは、人間の最も奥に生えている歯のを指します。正式名称を第三大臼歯と言い、10代から20代にかけて生え始めるために、親知らずと呼称されるようになったといわれています。
親知らずは、正常に歯茎から突出して成長していかない場合も多く、口臭になる原因が非常に多くあります。口の奥に位置しており、口臭の原因物質である歯垢などが溜まりやすく、また虫歯にもなりやすい環境にあります。
炎症を起こして口臭となる
親知らずは、時に他の歯とは異なり、斜めに生える場合もあります。その場合、歯茎に覆いかぶさり、周囲の歯茎の炎症を引き起こしてしまいます。炎症してしまうと、出血や化膿する危険性があり、血と海で口臭となってしまいます。親知らずが口臭の発生源を作りやすくしてしまいます。
虫歯や歯周病を誘発させる
親知らずは不規則に生えていくと、親知らずの前にある歯などを圧迫し、歯の間に隙間を作り出します。そのため歯垢が溜まりやすく、虫歯菌を繁殖させやすくなります。親知らずだけではなく、周囲の歯にまで虫歯を発生させやすくしてしまうので、口臭の発生源も広く拡大してしまう可能性もあるのです。
親知らずの口臭が発生してしまった場合、親知らずを治療するだけでなく、その周辺部の歯も治療が必要になるかもしれません。親知らず自体から口臭が発生しているわけではなく、親知らずによって口臭の原因が生み出されるというのが正しい解釈です。
あまりに歪曲した生え方をしている親知らず、または親知らず周辺部が炎症を引き起こしている場合は、すぐに治療をしてもらわなければいけません。また、自分自身で歯磨きなどを行うと、ある程度の口臭予防ができます。ただし、病気が進行している場合、重大な危機になる恐れもありますので、早急に治療が求められます。
親知らずはその特性から、思考が溜まりやすく、口臭となりやすい環境となっています。毎日のブラッシングなど、より念入りに行うようにしましょう。