口臭は食べ物や飲み物が原因?口臭が発生しやすい食品や食事、飲料は?
何か飲んだり食べたりした後に、何だか口の臭いが気になったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
口臭が発生する原因は口内環境の悪化や病気、ストレスや時間帯など様々ありますが、普段口にする食べ物や飲み物が原因で口臭が発生する場合もあります。
では、実際にどういった飲食物を摂取すると口臭の発生に繋がってしまうのでしょうか。
そこで、口臭は食べ物や飲み物が原因なのか、また口臭が発生しやすい食品や食事、飲料にはどういったものがあるのかについてまとめました。
口臭は食べ物や飲み物が原因?
口臭の原因の1つには食べ物や飲み物が挙げられます。もちろん、何か食べたり飲んだりしたからといって必ずしも口臭が発生するわけではありません。
ただ、飲料や食品にはニオイ成分が強いものがあります。また、含まれる成分によって口臭が発生しやすくなってしまうケースもありますので、そういった飲み物や食べ物を摂りすぎると口臭が強くなる原因となります。
食事や飲み物が口臭の原因になるかどうかは、元々の体質や状態にもよりますので、一概には言えませんが、摂取する量も関係していると言えるでしょう。
そのため、口臭を予防する際には、普段の食事にもある程度注意をする必要があります。
口臭が発生しやすい食品や食事、飲料は?
口臭が発生しやすい食品や食事と聞いてまず思い浮かぶのは、ニンニクや玉ねぎではないでしょうか。
玉ねぎやニンニクのように臭いの強い食べ物は、食べると息も同じように独特の臭いが出てしまいますよね。
ただ、ニンニクや玉ねぎの他にも口臭が発生しやすい食品はいくつかあります。
また、嗜好品となるアルコールやコーヒーも口臭が強くなる飲料として代表的ですので、よく飲むという方は要注意です。
野菜
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野菜には独特の臭い成分が含まれているものがいくつかあります。まず、ニンニクや玉ねぎ、ねぎには、メルカプタンという硫黄化合物が含まれているため、独特の強い臭いを発生させます。また、カリフラワーやブロッコリー、キャベツや小松菜などには、インドールという物質が含まれており、こちらも口臭の原因となります。
ただ、野菜による口臭は一時的なもので、時間の経過とともに解消される場合が多いため、それほど気にする必要はないと言えるでしょう。
乳製品
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牛乳やヨーグルト、チーズや生クリームといった乳製品には、タンパク質が含まれていますが、乳製品のタンパク質は硫黄の成分が豊富だとされています。
タンパク質は舌の上のバクテリアによって分解されてしまいますので、硫黄分を含む乳製品のタンパク質が分解されると、口の中で嫌な臭いが発生しやすいのです。
肉(赤身)
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赤身の肉は、乳製品と同様にタンパク質が豊富に含まれています。そのため、口の中の細菌によって分解されて独特の臭いが発生してしまい、口臭が強くなる場合があります。
砂糖
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砂糖を多く含む食べ物や飲み物は口臭を発生させやすくなります。なぜなら、口臭を発生させる細菌、バクテリアは糖分によって繁殖しやすくなるためです。
そのため、甘いケーキなどのお菓子はもちろんですが、加糖のジュースやコーヒー、炭酸飲料などの飲み物も注意が必要となります。
コーヒー
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コーヒーを一日に何杯も飲む方は口臭に注意が必要です。コーヒーは酸性の飲み物となりますが、口の中が酸性の状態になると細菌が繁殖しやすくなります。
また、コーヒの成分は舌に付着しやすいため、舌苔も汚れて嫌な臭いが発生しやすくなるのです。
お酒
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お酒を飲んだ後の息が臭う経験は誰しもありますよね。アルコールを摂取すると体内で分解される際にアセトン臭を発生させ、お酒臭い息になってしまうのです。
また、アルコールを飲むと唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥しますので、細菌が繁殖して口臭が強くなってしまいます。
歯磨きをしても食後の口臭が改善されない時は要注意!
食べ物や飲み物による口臭は、一時的なものである場合も多いため、ある程度時間を置くと自然に解消されたり、歯磨きなどのケアをすることで改善されるケースも多くあります。
そのため、お酒やコーヒーの飲み過ぎ、あるいは乳製品や臭いの強い野菜の摂りすぎなど、偏った食事をしていなければ、過度に心配する必要はありません。
ただ、もし仮にいつまでたっても口が臭う、歯磨きや舌磨きをしたのに口臭が残っているという場合は、他の原因で口臭が発生している可能性もあります。
口臭の原因は飲み物や食べ物だけではなく、歯周病やドライマウス、病気や生活習慣など様々ありますので、もしきちんとケアをしても口臭が気になるようなら別の原因を考えた方が良いでしょう。