汗腺トレーニングとは?トレーニングの効果は?汗腺を鍛えるやり方・方法は?
汗腺トレーニングとは、汗腺を鍛えるためのトレーニングです。汗腺とは、皮膚にある汗を出すための器官の名称です。
普段生活をしている中で汗腺について意識することはあまりないという方が多いと思いますが、実は汗腺を鍛えることは、体臭を改善する上で非常に重要だとされています。
そこで、汗腺トレーニングや汗腺トレーニングの効果について、またトレーニング方法ややり方についてまとめました。
汗腺トレーニングとは?
汗腺トレーニングでは、汗を出す器官である汗腺の機能を鍛えます。
私たちの体にはおおよそ500万個程度の汗腺がありますが、実際に機能しているのは半数程度です。
汗腺は使われていないと機能が衰えていく器官です。しかも、年齢を重ねるにつれて必然的に機能は低下していきます。
ただ、汗腺は基本的には汗をかけばかくほど鍛えられていきます。逆に、汗をかいていないと、汗腺の機能はどんどん衰えてしていますので、正常に機能させるためにもトレーニングが重要なのです。
汗腺トレーニングの効果は?
汗腺トレーニングで得られる効果としては、ます汗をかいた時に臭わない汗をかけるということです。
汗腺の機能が衰えていると、濃度の濃いどろどろした汗、臭いの強い汗をかきやすくなりますが、汗腺を鍛えることで臭わない良い汗を出すことができます。
また、汗腺トレーニングで汗腺を鍛えることで、体の代謝機能がアップしたり、体温調節が上手くできるようになるという効果もあります。
臭わない汗をかくことができる
汗の原料は血液です。血液の中の血しょうの成分が汗となって排出されますが、汗腺は血しょうの成分をろ過して、体に必要なミネラルや塩分は体内に戻すという機能があります。
ただ、汗腺の機能が低下しているとろ過機能が上手く作用せず、ミネラルなども一緒に排出されますので、ベタベタした臭いの強い汗が出てしまいます。
汗腺トレーニングで汗腺の機能を鍛えると、ろ過機能も正常に作用しますので、ほぼ水分のみのサラサラとした無臭の汗を排出することができるのです。
体の代謝機能がアップする
汗腺が衰えていると、ミネラルをはじめとして体に必要な成分も一緒に排出されてしまいます。ミネラルは、心臓や骨、筋肉や血液など、体の様々な器官のサポートや調整に関わる重要な成分です。
汗腺トレーニングをすることで、ミネラルが必要以上に排出されることを防ぐことができますので、各器官がエネルギー不足になることなく、代謝機能をアップさせることができます。
汗腺を鍛えるやり方や方法は?
汗腺を鍛える方法は、一言で言うとしっかりと汗をかくことです。汗をかけばかくほど汗腺はどんどん鍛えられます。
汗をかくというと、まず思い浮かぶのは運動ですよね。もちろん、運動して汗をかくことは汗腺トレーニングになります。
また、汗腺を鍛える方法、十分な汗をかく方法としては、入浴が挙げられます。ただ、汗腺を鍛えるために入浴をする場合は、いくつか気を付ける点があります。
ジョギングで汗腺トレーニング
運動をして十分な汗をかくことができれば、汗腺が鍛えられます。ただ、運動をしても汗をかかなければ汗腺トレーニングにはなりません。
そのため、運動をする際には、しっかり汗をかくまで運動をする必要があります。普段あまり運動をしないという方の場合は、軽いジョギングがおすすめです。
ウォーキングでも問題ありませんが、運動量の多いジョギングの方が短時間で汗をかきやすいでしょう。
入浴で汗腺トレーニング
汗腺を鍛えるための入浴方法は、高温での手足浴です。手足浴のやり方は、浴槽にイスを入れて座り、お湯に両足と両手だけ浸かるようにします。
お湯の温度は43度~44度程度の少し熱めのお湯が効果的ですが、難しければ41度程度でも構いません。
全身お湯に浸かっているとせっかく汗をかいても蒸発しにくいのですが、手足だけでお湯に浸かることで汗をきちんと蒸発させることができ、汗腺が鍛えられます。
また、手足浴を行った後は、ぬるま湯にして半身浴をすると、自律神経のバランスが整い、より効果的に発汗することができます。
汗腺トレーニングは毎日継続することが重要
運動や入浴での汗腺トレーニングの効果が出るのは、トレーニングを始めてからおおよそ数週間程度が目安となります。
ただ、個人差はありますので、1週間~2週間程度で効果が出る場合もあれば、2ヶ月以上、3ヶ月以上かかることもあります。
汗腺を鍛えるためには、とにかく継続してトレーニングを行うことが重要となりますので、出来る限り毎日続けると良いでしょう。
逆に、トレーニングをしたりしなかったりという状態になると、汗腺も鍛えられませんので、続けるということを意識する必要があります。

