体臭は妊娠が原因で発生する?妊娠で体臭が強くなる原因は?
妊娠をすることで、女性の心身には様々な変化が起きますが、実は妊娠をしてから自分の体臭が変わったと感じたことはないでしょうか。
妊娠をする前までは特に自分の体臭が気になった経験はないという方でも、妊娠をきっかけに体臭を強く感じるようになったという方は少なくないのです。
そこで、本当に体臭は妊娠が原因で発生することがあるのか、また妊娠で体臭が強くなる原因は何なのかについてまとめました。
体臭は妊娠が原因で発生する?
体臭は妊娠が原因で発生する場合もあります。ただ、厳密に言うと、妊娠することで突然体臭が発生するというわけではありません。
人間には多かれ少なかれ元々の体臭はあります。日本人は欧米人に比べると体臭が薄いと言われていますが、それでも全く体臭が無いということはありません。
そのため、全く体臭が無い状態から妊娠によって体臭が発生するというわけではなく、元々は特に気にならない程度だった体臭が強くなるという表現が正しいでしょう。
妊娠によって体臭が強くなるという症状は、妊娠初期でよく見られるのですが、なぜ妊娠をすることで体臭が強くなってしまうのでしょうか。
妊娠で体臭が強くなる原因は?
妊娠で体臭が強くなる原因は、いくつかあります。どういった原因で体臭が強くなっているのかは人それぞれ異なりますが、特に代表的な原因についていくつか見ていきましょう。
汗をかきやすくなるため
妊娠をすると新陳代謝が活発になりますので、必然的に汗をかきやすくなります。また、妊娠によって脂肪が付きやすくなりますので、体温も上がり、さらに汗が出やすい体質になります。
汗をかいても、毎日お風呂に入って清潔にしていればそれ程体臭が気になることはありません。
ただ、妊娠中の不調から入浴が出来ないという方もいますので、汗をかいたまま放置してしまうことで、体臭が強くなってしまうのです。
便秘がちになるため
妊娠中に便秘で悩まされる女性は少なくありません。妊娠をすると子宮が大きくなるにつれて腸が圧迫されますので、どうしても便秘がちになってしまうのです。
便秘になると、腸内に便が溜まることで悪玉菌が増殖し、臭いを発生させる元となります。
特に元々便秘ではなかった方が妊娠によって便秘になると、より一層体臭の変化を感じてしまうかもしれませんね。
妊娠中の体臭は病気の可能性も?
体臭が強くなるという症状は、妊娠している全ての妊婦さんに起きる症状ではありません。
ただ、妊娠をするとホルモンバランスが大きく変化しますので、妊娠前よりも臭いに敏感になります。
そのため、自分の体臭だけではなく、他人の体臭や周囲の臭いにも敏感になる傾向がありますが、実は自分が思っている程体臭が強くなっているわけではないことが多いです。
しかし、妊娠中の体臭は、何かしらの病気やトラブルが原因となって発生している場合もあります。
特に、妊娠糖尿病や細菌性膣炎は、体臭が発生するだけではなく、妊婦さんや赤ちゃんの健康を脅かす危険性がありますので、注意が必要です。
妊娠中に臭いが気になる、特に自分の体臭が強くなった、あるいは何かしら特徴的な臭いがすると感じる場合は、念のためパートナーにも確認してもらい、早急に対処する必要があります。