ストレス臭とは？匂いの特徴や成分は？臭いが発生する原因やタイミングは？
ストレス臭とは、ストレスを感じることで発生する体臭です。ストレス臭は資生堂が臭いの成分を特定しており、ネギのような特徴的な匂いだとされています。
緊張やストレスを感じることは誰しもありますが、まさかストレスが原因で自分の体から臭いの成分が出ているとは思いませんよね。
もしかしたら、今までにも気が付かないうちにストレス臭を発生させ、周囲を不快にさせていた可能性があると考えると少し怖いものがあります。
そこで、ストレス臭について、また匂いの特徴や成分、ストレス臭が発生する原因やタイミングについてまとめました。
ストレス臭とは？
ストレス臭は、緊張状態などで一定のストレスを感じた際に体から生じる皮膚ガスで、緊張やストレスの度合いが大きくなるほど、臭いも強くなります。
ストレス臭は体の一部ではなく、様々な箇所から発生していると考えられています。
また、ストレス臭は、加齢臭のように中高年の方に限定した体臭ではなく、年齢や性別に関係なく誰でも発生する体臭となります。
ストレス臭の匂いの特徴や成分は？
ストレス臭の成分は、資生堂によってジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタンという2つの硫黄化合物であると特定されました。
2つの硫黄化合物は、ストレス臭の成分であることからSTチオジメタンと命名されました。
また、ストレス臭の匂いの特徴は、ネギや玉ネギ、ニンニクのような匂いです。資生堂の研究員からは、ラーメンの上のネギのような匂いと表現されています。
ストレス臭が発生する原因は？
ストレス臭が発生する原因は、緊張やストレスです。私たちの体の表面からは、皮膚ガスと呼ばれる気体が発生しています。
皮膚ガスの成分は、食べ物や体調など、様々な要因によって異なりますが、緊張をしたり、ストレスを感じた場合は、硫黄化合物系の皮膚ガスが発生し、ストレス臭となるのです。
ストレス臭は、運動などで汗をかいた際に発生するということはなく、あくまでも緊張やストレスなど心理的な原因によって発生する体臭となります。
ストレス臭が出やすいタイミングは？
緊張をしたり、ストレスを感じる度合いは人によって異なりますが、緊張やストレスを感じる場面は日常でも多々ありますよね。
そのため、様々なタイミングで自分でも気が付かないうちに体からストレス臭が出ている可能性があると言えます。
満員電車に乗った時
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満員電車は誰でも大なり小なりストレスを感じやすい場ですよね。満員電車に乗った際に、何か独特の匂いがすると感じたことがある方も多いでしょう。満員電車の独特の匂いは、大人数のストレス臭が原因かもしれません。
人と会った時
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人と会った時に緊張する方は多いでしょう。初対面の人や苦手な人に会う時もストレスを感じますが、逆に好きな人に会う時も緊張してしまいますよね。そのため、人と会うタイミングで、ストレス臭が発生する可能性も高いのです。
大人数の前で話す時
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大人数の前で何か話をする際には、かなり緊張するものです。そのため、会社の会議でプレゼンを行ったり、重大な発表をする際には、緊張やストレスからストレス臭が発生することが多いと言えます。
ストレス臭をかぐと周囲も不安になる
ストレス臭は、匂いを感じることで、本人はもちろん周囲にも影響があります。
ストレス臭を発生させた本人は、匂いをかぐことでますます緊張をしたり、不安になったりしますが、ストレス臭をかいだ周囲の人間も同様に、緊張や不安、混乱といった心理的な影響を受ける場合があるのです。
よく、近くに緊張している人がいると、自分まで緊張してきたと感じることがありますが、もしかすると他人のストレス臭が原因かもしれません。
現代社会でストレスを全く感じずに過ごすことはかなり困難となりますので、ストレス臭は私たちにとって非常に身近な体臭だと言えるでしょう。
