女性はわきがになりやすい?女性の体臭がきつくなる原因や理由は?
わきがのような独特の体臭は、男女問わずデリケートな問題ですよね。
わきがは男性に多いというイメージがある方もいるかもしれませんが、もちろん男性だけではなく女性にもわきがや体臭で悩んでいる方は多いのです。
わきがの方の男女比は、おおよそ1対1で同程度とされていますが、若干女性の方が多いとも言われています。
そこで、女性はわきがになりやすいのか、また女性の体臭がきつくなる原因や理由についてまとめました。
女性はわきがになりやすい?
わきがが発症する要因で最も多いのは遺伝です。遺伝以外にも、生活習慣の乱れやストレスなどでわきがになる場合もありますが、遺伝に比べるとかなり限られたケースとなります。
わきがが遺伝する確率については、特に男女で差はありません。そのため、わきがの方は男性も女性も同じくらいの割合なのです。
ただ、実はワキガを発症する要因の1つにホルモンバランスの変化があります。女性は毎月の生理、また妊娠や出産などでホルモンバランスが大きく変化します。
つまり、遺伝によるわきがの場合は、特に男性と女性で発症しやすい、しにくいという差はありませんが、他の要因を考慮した場合、ホルモンバランスが大きく変化する女性は、男性に比べるとわきがを発症しやすいと言えるでしょう。
もちろん、わきがになるかどうかは個人差がありますので、女性なら必ず毎月生理の度にわきがになる、あるいは妊娠や出産をするとわきがになるというわけではありません。
女性の体臭がきつくなる原因や理由は?
わきがをはじめとした体臭は男性のものというイメージがありますが、実は女性の方が体臭に悩んでいるケースが多くあります。
女性は男性よりも臭いに敏感なため、自分の体臭が気になってしまうことも多いのです。
ただ、実は女性の場合、いくつかの理由で男性に比べてわきがなどの体臭を発生しやすい体質でもあります。
女性の体質がきつくなる原因としては、男性よりもアポクリン汗腺や皮下脂肪が多いこと、またホルモンバランスが大きく変化するタイミングがあることが挙げられます。
アポクリン汗腺が多い
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アポクリン汗腺は、汗を出す汗腺の一種です。アポクリン汗腺はわきの下や陰部に集中している汗腺となりますが、アポクリン汗腺から出る汗は臭い成分を多く含んでおり、わきがの臭いの原因となる汗もアポクリン汗腺から出ます。
一般的に、女性は男性よりもアポクリン汗腺が多く存在しているため、わきがや臭いの強い体臭を発生させやすいと言えます。
皮下脂肪が多い
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女性は男性に比べて筋肉が少なく、皮下脂肪が多い体質になります。皮下脂肪が多いということは、その分皮脂も多く分泌されやすいということになります。
ワキガや体臭の臭いは、汗に含まれる皮脂が多ければその分臭いも強くなりやすいため、脂肪が多い体質であることも体臭がきつくなる原因の1つと言えるでしょう。ただ、男性の場合も年代や体質によって皮脂が多く分泌される場合もあります。
ホルモンバランスの変化が大きい
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女性が遺伝以外でわきがになる可能性が高いとされている一番の理由は、ホルモンバランスの変化です。わきがや体臭にはホルモンバランスが大きく関係しています。
女性は月経や妊娠、出産といったタイミングでホルモンバランスが大きく変化しますので、生理になると体臭がきつくなる、あるいは妊娠してからわきがの臭いが気になるようになったというケースが多いのです。
ホルモンバランスの変化による体臭は一時的なもの?
女性は元々の体質、またホルモンバランスの変化によってわきがを発症したり、体臭が強くなる場合があります。
ただ、妊娠や出産、生理などでホルモンバランスが大きく変化したことで発生する体臭は、ホルモンバランスが正常に戻ることで解消されるケースも多くあります。
つまり、生理中や妊娠中に体臭が気になったとしても、時間が経過すれば元に戻っていることがほとんどなのです。
元々の体臭が強くなっている可能性もある
女性の場合、ホルモンバランスの変化によって一時的にわきがのようなきつい臭いがするケースも多いのですが、実は元からあった体臭の臭いがきつくなっているという可能性もあります。
つまり、普段から軽度のわきがや体臭があるにも関わらず、自分では気が付いていないということです。
生理中などホルモンバランスが大きく変わるタイミングは、元々の体臭が強くなりやすい時期でもありますので、もし生理や妊娠・出産で体臭が気になった方は、普段の体臭にも注意する必要があるのです。