子供の口臭の原因は?子供の口が臭い原因・口臭の原因は病気?
子供に口臭が発生してしまい、悩んでいるという方は大勢いらっしゃいます。口臭とは大人だけではなく、子供でも発生してしまう症状であり、その発生理由も様々なことが考えられます。
口臭の発生源は、大人も子供も大部分が口の中に直接ある場合が多いのですが、中には身体の内部だったり、疾患によって発生してしまう口臭も多くあります。
子供の場合、口臭が発生してしまった際、歯磨きなどでなかなか改善されない場合は、もしかしたら身体の内部の病気が原因かもしれません。口臭は、鼻や内臓の異状によって発生する可能性もあるため、口臭はそれらの異状を知らせてくれるサインだと言えます。
口臭が酷い場合、お子さんが病気になっている恐れもあるので十分に注意をしなければいけません。
鼻の病気による口臭
お子さんで口臭が発生してしまう場合、鼻の病気によって発生する場合が多々あります。人間の鼻は喉や口と繋がっており、口臭に対しても非常に影響を与えてしまう器官なのです。
鼻の病気で注意しなければいけないのは蓄膿症という病気です。蓄膿症とは、鼻の内部の皮膚や粘膜部分に無数に存在する副鼻腔と呼ばれる空洞部分に膿がたまってしまう病気です。
膿はそれ自体が臭いを発する物質です。鼻から吸い込んだ息が、膿の臭いを取り込み、口から放出されて口臭となってしまいます。
蓄膿症になってしまった場合、自分自身では臭いを感知ができません。そのため、知らず知らずのうちに口臭が発生してしまっているという子供が多いのです。
また、鼻に何らかの疾患を抱えてしまった場合、鼻水が多く放出されます。鼻水が喉の奥へと垂れてしまうと、喉で凝縮されてきつい臭いを発します。蓄膿症は、発生する鼻水も粘性が強く、臭いが強いため、口臭として周囲の人に迷惑をかけてしまいます。
歯の病気による口臭
歯の病気とは、虫歯や歯周病を指します。歯周病などは、子供には発生が少ないと言われていますが、絶対にならないという保証はありません。現に、歯周病になってしまったというお子さんも確認されているのです。
虫歯
虫歯とは虫歯菌と呼ばれる細菌が歯の表面で繁殖して発症します。虫歯菌は酸を発生させ、歯を溶かしてしまう働きをします。その際、酸が食べかすや他の細菌と反応を起こして口臭物質を発生させてしまいます。
歯周病
歯周病は歯茎などに炎症を引き起こす病気で、歯周病菌によって発生します。歯周病は歯茎の炎症、出血、化膿を引き起こし、口臭を発生させます。歯にも深刻なダメージを与えますが、口臭もきつい臭いの場合が多いため、注意が必要です。
胃腸の病気による口臭
胃腸はストレスなど、精神面のダメージが現れやすい器官となっています。胃腸に疾患が現れて、食べ物の消化機能が上手く働かなくなってしまった場合、食べ物が上手く分解されずに、腸内でガスを発生させてしまいます。
ガスは腸で吸収されて血液に溶け込みます。そのまま血液は肺に到達し、呼吸の際に吸い込んだ空気と入れ変わります。そのため、血液に浸透していた臭気物質が肺から吐き出されてしまいます。
近年、子供でも内臓の疾患が現れる事例が多々あります。それは各ご家庭の食生活の乱れであったり、コンビニエンスストアやスーパーで販売されている添加物が多い食品を買い与えてしまっている場合に、知らず知らずのうちに子供の身体に負担をかけて発生します。
内臓の病気は、一見判別がつきにくく一緒に生活していても、親でも判別は難しいという問題点があります。内臓の病気が発生しないように、子供にはバランスの良い食生活が重要なのです。
胃からくる口臭を予防するには?胃と口臭・胃腸と口臭の関係とは
病気かどうかの判別を行うには
内臓や鼻が病気になってしまった際の口臭には、それぞれ特徴があります。通常の口臭ではなく、特別変な臭いがするなどの独特の臭いがするのです。
アンモニア臭
歯周病や肝臓、腎臓に異常が発生した場合に口臭が発生してしまいます。身体の内部で生成されるアンモニアは、肝臓や腎臓の働きに障害が出た場合、血液から肺に運ばれて吐息として吐き出されて、口臭となってしまいます。歯周病になってしまった際も、アンモニア臭がする可能性があるため、口の内部や歯の健康状態を見比べて判断するのがいいでしょう。
腐乱したお肉の臭い
お肉が腐ったような臭いを放つ場合、鼻や消化器官系の病気に侵されている可能性があります。鼻、喉、扁桃腺、胃、食道、肺などの疾患による場合も同じような臭いを発するので、医師の診断を仰いだ方がいいでしょう。
便や嘔吐
特に消化器官系に病気による異常が発生している場合、便の色が黒く変色したりする場合があります。これは、胃や腸がしっかりと食べ物を消化しきれていないために起こる現象です。また、胃の機能が低下していると、嘔吐などをしてしまいます。口臭と併せて、発生している場合は、内臓疾患の可能性が極めて高いと言えるでしょう。
病気による口臭を改善するために
子供でも、胃腸や鼻に病気を患ってしまうことは十分に考えられます。中には先天的に疾患を抱えるお子さんもいれば、生活に乱れなどが原因で病気になってしまう子もいます。
病気による口臭は、病気を改善すると自然と口臭も治まっていきます。虫歯や歯周病になってしまった場合、歯の状態を確認し歯科などで治療をすると、改善させることが出来るでしょう。
ただ、鼻や内臓・消化器官系の場合判別がつきにくく、さらに対処の方法もよく分からない方が多いことでしょう。その際は、医師に相談するのが一番でしょう。適切な治療を行ってくれるはずです。
しかし、治療は長期に及んでしまう可能性もあり、口臭を改善させるまでには時間がかかってしまいます。
そのような場合は、パーフェクト・マウスケアを試してみてはいかがでしょうか。口臭改善に非常に効果が期待できる方法です。
病気による口臭は、もちろんその病気自体を改善させなければいけません。それと併せて、口臭改善の方法を行うことによって、口臭を幾分か抑制できる可能性があるのです。

